不動産の所有権移転の登記申請を個人でやってみた【体験談】

不動産の登記申請を自分でやるか司法書士に依頼するか:決める際の参考に

父の死により、実家の所有権移転の申請が必要となりました。
司法書士への依頼も含めて情報を集めた結果、自分でもできそうなのでチャレンジしてみました。

結果は成功。

法務局から提供されているツールがなかなか使いにくいのですが、それ以外はそう難しいと感じるところはありませんでした。

私の場合、書類に足りないものがあったので、補正という処理が必要となりました。ま、足りない書類を持参しただけですけど。

ただ、補正の通知がきたのが20日で期限が22日と実質2日間しかなかったのは何とも厳しいですね。私の場合はたまたま平日に休みを取っていたため対応できましたが、そうでない場合は間にあわなかった可能性もあります。

補正が間に合わなかったらどうなる?

ちなみに、補正が間に合わなかった場合はどうなるのか?

聞けませんでした…話した担当者が何か気軽に聞ける感じじゃなくてw電話問い合わせをした時の担当者さんは丁寧に教えてくれたんですけどね。

結論:自分でもできるけど、めんどうではある

不動産の登記申請を司法書士に依頼すると例えば5万円とかかかります。これを作業のめんどくささと比べてどちらを選択するかです。

法務局の公式サイトから申請書のPDFをダウンロードできるので、書類作成にはそれほど時間はかかりませんでした。ですが、パソコンに慣れていない人や書類作成などの事務作業が苦手な場合は迷わず司法書士に依頼が良いと思います。時間を買うというスタンスはアリなので。

あ、あと体験談ですが、総合登記システムは法務局が言うほど「誰でも」カンタンには利用できません。というか私は簡単にはできませんでした。登記という正確性が重要な手続きの性質を考えると、司法書士に依頼する方が安心だとも思います。

では、具体的な内容に入ります。
必要なタスクは下記です。

不動産登記の流れ(相続の場合)

1.遺産分割協議
2.書類の作成
 2-1.遺産分割協議書
 2-2.相続関係説明図
 2-3.委任状(相続人以外が手続きをする場合は親族でも必要だった)
3.登記申請書の作成(ツール)
4.ネット経由で情報送信
5.書類を郵送(簡易書留)
6.申請完了(登記識別情報の受け取り:本人限定郵便)

不動産相続の登記申請に必要な書類

●不動産の登記申請書
●遺産分割協議書
●相続関係説明図
●委任状(必要なら)
●相続対象者全員の戸籍抄本
●不動産の評価証明書

手続きの順番にもよりますが、死亡による相続の場合、役所や銀行口座の凍結解除などの手続きで、既に必要な書類は揃っているケースは多いと思います。

出生から死亡までの連続した戸籍謄本は、転入・転出の履歴によって多少めんどうなケースがありますが、どのみち銀行口座の凍結解除で必要なので頑張って集めましょう。時間はかかりますが、郵送も対応してくれます。その他の必要書類は役所ですぐに取得可能です。

総合申請ツールの難しかった点

・様式の選択(電子署名なしの場合は、それ専用の様式を選択する必要があります。)私はこれを知らずに普通の様式で作成したため、署名なしでデータ送信ができずハマってしまいました。サポートにメールで確認したところ、別の様式を選択するように指示を受けてようやくクリアというとこです。

念のため記載しておきますが、サポートの返信は早かったです。次の日には返信が来ていました。ただ、本ツールは元々情報がわかりにくいので、うまくいかずに心が折れる可能性は高いと思います…

書類の綴じ方:契印はどうする?

法務局に電話で確認←これやった方が早いです。ただしタイミングが重要

不動産の登記申請手続きはネット上でいろいろ説明されています。これらをいくつも調べたんですが、同じ相続申請でも書いてあることが微妙に違うんです。で結局最後は管轄の法務局に電話して聞いたところネット上の情報とは少し違っていました。

今回わかったのは「不動産登記の手続きにはローカルルールがある」ということ。なので、管轄の法務局に聞いてみるのが一番確実かつ早い。ただし、タイミングが重要で、何の予備知識もない段階でいきなり法務局に電話しても全然わからないと思います。言葉の意味からわからないので。

一端、軽く調べて何となくでも全体像を把握したタイミングで法務局に確認する。これがベストです。私がいろいろ調べた時に役に立ったサイトも下に紹介しておきますので、参考にされて下さい。

登記申請で参考にしたサイト

私がいろいろ調べた時に参考になったサイトです。

法務局

登録免許税(法務局)*PDF

●全体を解説:自分でできる相続登記|必要書類や申請書・相続関係図の作り方まとめ

●書類の綴じ方(図解あり):相続登記申請書の書き方~自分で作る!登記申請書作成マニュアル

●書類のつづり方(契印):契約書の製本(袋とじ)の方法と契印のルール